【 地下486階 】 愚者堂書店 カッカの2023年大当たり本レビュー

本編
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【 地下486階 】 愚者堂書店 カッカの2023年大当たり本レビュー
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タカラトミーの株主カッカの嬉しいニュース

ソニー、タカラトミーら共同開発の月面ロボ「SORA-Q」、SLIM撮影に成功

紙切り名人林家正楽さんの死去とできたくん

カッカの妻も「薬屋のひとりごと」にハマる

ウルトラマンブレーザーと勇気爆発バーンブレイバーンで考える主人公との意思疎通

 

うっかり坊主さんの嬉しい置手紙

・学術書部門

「ヴァーチャル日本語 役割語の謎」

金水 敏 岩波現代文庫

「博士語」「お嬢様ことば」「アルヨことば」

実際には使われたのは聞いたことがないが、聞けば容易に話すキャラの属性がわかる

不思議な言葉を「役割語」として研究したユニークな1冊。

掘り下げれば僕らが言語を通して他者を理解するロジックが見えてくる

・海外ミステリ部門

「孤島の十人」

グレッチェマン・マクニール 河井直子訳 扶桑社ミステリー

これはクリスティーの「そして誰もいなくなった」を読んだことがある人には

是非おすすめしたいオマージュ作品

孤島の別荘に集う10人の高校生が順番に殺されていくサスペンス。

単なる模倣には終わらず、現代的な展開の速さと描写の強烈さが

最後まで途切れず一気に駆け巡る

登場人物はクリスティーのそれ同様、だれもが一癖も二癖もあるような高校生ばかり

クリスティーにはないほのかな若い恋愛要素がスパイスとなっている

・恋愛小説部門

「恋愛の発酵と腐敗について」

錦見映理子 小学館文庫

心優しいがダメな男をめぐる

恋愛で傷を持つ女たちの物語、と言ってしまうとありふれた設定だが、

このダメ男虎之助がいい味出している

22歳も年上の妻も良い。

不倫やセックス描写もあるが、恋愛小説のそれを逸脱しない湿気を帯びた柔らかさが印象に残る

・ライトノベル部門

「帝国第11前線基地魔導図書館、ただいま開館中」

佐伯庸介 ガガガ文庫

作者は「昔勇者で今は骨」の佐伯庸介。

魔族によって構成された魔王軍と、人類による連合軍とが戦争をしている戦記物。

帝国の第11前線基地にある図書館にカリアという名の司書が赴任し、本を整理し貸し出すという

司書の仕事をしはじめて、というあらすじ。

カリアには魔導書を扱う能力があり、戦況を一変するだけの威力はあるが、その影響の大きさ故

簡単には扱えないシロモノとなっている

やがて激化する戦況の中でくだした彼女の判断がなかなかに切なく、よませる

ちなみに実際の戦場でも図書館は作られるそうですね

・ノンフィクション部門

「2050年のメディア」

下山進 文春文庫

著者が出版業界に入った1986年から32年間で興廃したメディア史を語る。

メディアとはいうがメインは新聞とネットの関係性。

新聞とインターネットの関係性の変遷が、ともに緊張感があり面白い。

文庫書下ろしの新聞VSプラットフォーマーも面白い

個人的には、新聞の果たす役割は今後もあると思っているが、

先に人材が枯渇して潰える可能性もあるなと思ってます

置き手紙紹介(敬称略)

ラジオネームはご紹介順・複数採用の場合は先にご紹介した順

くらげ DSK 沙風プラス ゆたぽん けろ
kuni16 anne-freaks_2@東亜重工庶務2課 o-boss ヒーローだった何か 壬風蛙
モチオ まー 月島 あすらーだ 蛇獅子

カンスケ おりひと

愚者Qお年玉企画

今回の階の番組ご感想、 #愚者の宮殿 #お年玉希望 で興味を持っていただいた本の感想をXでつぶやいた方に、番組紹介カード・番組特製しおり(1枚)をセットにして抽選で3名様に差し上げます。(2月末日まで有効)


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